塾長よりご挨拶

学ぶということは、対話なのだと思います。だから学びの多様性とは、あらゆる物事との対話に違いないのです。
自分自身との対話、人との対話、動物との対話、自然との対話、様々な道具との対話、ついにはコンピューターとの対話。人は様々な事物と対峙し、対話し、様々な情報を受け生きています。そこで使われる「表現」もまた様々です。
「創造性は様々な対話から生まれる。」だとしたら、ニュートンは誰と対話し、あの林檎の真理を見出したのだろう。モネは何と対話し、光の中に色を見出していった
のだろうか。

私たちは教師として、児童や生徒に様々な対話を持ちかけていきたい。
「ほら、耳をすましてごらん。虫たちや木々のざわめきが聞こえるかい?」
「先生、昨日僕がサッカーボールを洗ってあげたら、ボールが元気に弾んだよ。」
「あなたは、木々とお話しできますか?黄色や赤に色づいた葉っぱが枝から落ちて、今、あなたの手の上にあります。それが落ち葉の手紙だとしたら、そこには何が書かれているのだろうね。」

学びの場で、私たちは様々な対話を繰り広げていきたいと思っています。これからここで綴ることは、この活動を始めて様々な事物や人と出会い、対話をした軌跡でもあります。

奥山勇太郎

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